100選♪これだけは聴いておこう♪ クラシック音楽



シャコンヌ


バッハの無伴奏ヴァイオリンの為の”パルティータ第2番”の終曲がこの『シャコンヌ』です。
”パルディータ第2番”はアルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、シャコンヌの5つの楽章からなっているのですが、 このシャコンヌだけでも15分くらいかかる大曲で、この曲だけ独立させて1つの作品にしてもいいくらいの立派な曲なのです。
いや独立した曲のように、この曲だけ演奏されることもよくあって、パルティータ2番を全曲演奏したとしても、 前の4曲はシャコンヌの前奏曲のような感じがするくらい、シャコンヌだけで完成度の高い作品です。
バッハの作品の中で最高傑作の1つとされています。

バッハの無伴奏ヴァイオリンの為の”パルティータ”は1番〜3番まであって シャコンヌが入ってるのはこの2番だけです。

このバッハのシャコンヌは、ピアノ曲の中でも人気の高い作品の1つで、ブゾーニや、ブラームス等によって編曲されたものがあり、 ブゾーニ版が一番の人気のようです。
ブラームス版は左手の為の作品で、左手だけで演奏されるので、ブゾーニ版のような分厚い音色の編曲ではなく、 原曲のヴァイオリンに近い編曲になっています。

ヴァイオリニストだったら誰しもが弾いてみたい作品に挙げられ、レパートリーの中に入っているのではと思いますが、 楽器を出来ない人でも、この曲を演奏してみたいという願望が沸くのではないでしょうか?
そうでなくても、何度も聴きたいと思わせる魅力は大いにあります。

強い『魂』を感じるこの作品をぜひ聴いておいていただきたい。
どなたかが「シャコンヌを聴かずに、墓場に行くのは実に惜しい。」とおっしゃったそうです。



無伴奏ヴァイオリンの為のパルティータ第2番 BWV1004 より『シャコンヌ』 作曲:J・S・バッハ

始めの8小節がテーマとなって、30数回の変奏を繰り返していきます。
変奏はバロックの変奏形式で、一定のバス進行を繰り返すという変奏形式です。
曲は3つにわかれていて、第一部分はニ短調で書かれ、第二部分がニ長調、第三部分は再びニ短調の3部形式。
和音、アルペジオ、オクターブ、走句などの高度の技巧を巧に変奏してしていき、それにリズム、運動性、音響の変化などを 加えて、曲全体をまとめています。

日常の生活と共に感じる感情、喜びや悲しみ、あきらめ、苦しみ、希望・・・いろんな魂がこの作品に潜んでいます。




オススメCD

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題名
演奏者
曲目
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備考
ミルシテイン無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ/パルティータ全曲
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心にしみいる演奏
シェリング無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ/パルティータ全曲
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音色が美しい
パールマン無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ/パルティータ
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とげのない音で温かい演奏です。
ソナタ・無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータ集(2
ファンダール(古楽器)無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ3番/パルティータ2番、3番
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古楽器による演奏。 少し勢いのかかった演奏ですが、何かが伝わってきます。
クレーメルパルティータ1番〜3番
 
映画「シャコンヌ」で演奏している人。くせのある演奏です。
20世紀ロシア最後の巨匠ピアニスト 1
タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)シャコンヌ
トッカータとフーガ ニ短調 他
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巨匠のバッハ。すばらしい演奏です。
Risto Lauriala(ピアノ) シャコンヌ
トッカータとフーガ ニ短調 他
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安いのが魅力。演奏はまあまあ。
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J・S・バッハ

こちらで紹介しています。



映画 無伴奏「シャコンヌ」

輝かしいキャリアを持つヴァイオリニストの愛と苦悩を、バッハの「シャコンヌ」にのせて描くドラマです。

アンドレ・オデール 映画の中でシャコンヌが全部聴けます
クレーメル映画『無伴奏「シャコンヌ」』のサントラ盤











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