バラード第1番 ト短調 Op.23 作曲:ショパン
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序奏 | 変イ長調 | いきなり低音がドーンと鳴り響き、オクターブで謎めいた旋律が始まり、
とても印象的な始まりです。
第一主題との関連性は薄いですがこの作品の劇的な性格を象徴しているかのよう。
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第一主題 | ト短調 | 序奏が終わりすぐテーマが始まります。
このメロディーはなんとも陰気で捉えどころのない旋律で、
感情が高揚しかけ、しかしすぐ憂鬱さが戻ってしまう・・・
再び高まるけれども、またしても物憂げに沈んでいく・・・。
やがてオクターブの動機をきっかけに徐々に感情の高まりを見せて、
爆発するアルペジオとなって第一主題を締めくくります。
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第二主題 | 変ホ長調 | すがすがしく爽やかで聴くものの心に真っ直ぐに入り込んでくる
夢のような本当に美しい旋律が始まります。 |
展開部 | 変ホ長調 | 始めは第2主題がイ長調の高らかなファンファーレでそのまま登場しますが、
完全終止せず、さらに爆発し、そしてきらびやかな展開部へと本格的に入っていきます。 |
コーダ | ト短調 | この作品の最大の聴かせどころで、
劇的に最後を飾ります。
特に最後は、激しいまま走り切って終わるのでなく、静けさと激情が交代して終わっていきます。
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